【応天の門】グッズ 梅のお香

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平安歴史ミステリー漫画【応天の門】には、お香が良く登場します。道真といえば梅のお香でしょうか。昔は香を焚くというのはたしなみのひとつ、一度嗅いだ女性の香の香りは忘れない、という特技を持つ業平はむろんのこと、長谷雄も道真も香には強い関心を寄せています。

お香のあれこれ

源氏物語には香が良く登場します。あの時代、女性は姿を見せなかったのですから、髪の長さ美しさ、ほのかに香る薫物、時折つま弾く管弦、かろうじて聞こえるか聞こえぬかの美しい声、そして和歌のやり取りで見せる教養。これで女性を思い描いていたわけですよね。

平安時代の香は薫物(たきもの)のみです。平安の始め左大臣藤原冬嗣が薫物の「梅花」「侍従」「黒方」を、つづいて右大弁源公忠が「荷葉」を創案。「菊花」「落葉」も同じ頃ですが作者は不明です。今でも薫物は基本的にこの六種(むぐさ)以外ほとんど用いられません。

薫物は沈香や丁子・白檀・甲香などの香木を粉末にして、好みに応じて麝香(じゃこう)などを加え、梅肉や蜂蜜で練り固めたものです。これらは秘伝として、それぞれの家が工夫を凝らしました。
やがて、薫物のもつ幽玄な香りをたき較べて鑑賞し、優劣を競う「薫物合」(たきものあわせ)という遊びに発展していきました。

道真ゆかりの庭木 梅・桜・松

道真といえばやはり梅。道真は藤原時平との政争に敗れて、901年に大宰府へ左遷されることとなりましたが、去り際に屋敷内の庭木のうち、日頃からとりわけ愛でてきた梅の木・桜の木・松の木との別れを惜しみました。その時、梅の木に語りかけるように詠んだのが、次の歌である。

東風吹かば にほひをこせよ 梅花 主なしとて 春を忘るな
伝説では、道真を慕う庭木たちのうち、桜は悲しみのあまり見る見るうちに葉を落とし、ついには枯れてしまったそうです。しかし梅と松は、道真の後を追い空を飛びました。ところが松は途中で力尽きて、摂津国八部郡板宿(現・兵庫県神戸市須磨区板宿町)近くの丘に降り立ち、この地に根を下ろしました(飛松伝説) そして梅だけが、見事その日一夜のうちに主人の暮らす大宰府まで飛んでゆき、その地に降り立ったという、それが飛梅伝説です。

梅のお香

お香は、自律神経のバランスを整え、身体の緊張がほぐれ、気持ちが落ち着き、心身ともにリラックスさせてくれます。質の良い睡眠には入浴とアロマが重要だとも言われます。【応天の門】グッズでお香セットが期間限定であったようなのですが、残念ながら今は見つかりません。

そこで、道真をイメージした「梅の香」というのを探してみました。皆さんもリラックスにいかがですか?

京の梅

老舗メーカー梅薫堂のお線香
スティックタイプ約120g入り
しっとりとした上品な甘さがほのかに残ります

【応天の門】グッズ 梅のお菓子
菅原道真は植物をこよなく愛しました。彼の庭に植えられていた梅・桜・松は、大宰府に左遷となった道真を慕い、桜は嘆きのあまり枯れ死に、空を飛んででも後を追ったのは松と梅の木。松は途中で力尽き須磨へと降り立ち、梅だけが一夜にして太宰府まで飛んだと

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