【ミステリと言う勿れ】最新話35話-10巻 Episode 14-6 「水際の欺瞞」 ついに始まった真犯人『支点徴』の告白! 

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「ミステリと言う勿れ」最新話35話-10巻の見どころを名言かるたで謎解き!Episode14-6「水際の欺瞞」軽く扱われた自分と同じく、存在の軽い子はかわいそう、だから誘拐し殺す。天秤が重く下がる人間に憧れた男が、堕ちていった狂気の奈落。今、それぞれの秘密が暴かれていく…。

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32話から35話の収巻予測!

【ミステリと言う勿れ】35話 今回のざっくりあらすじ

いよいよ真犯人の告白が始まる。子供のころ存在を軽くあしらわれた少年の中に、静かに蓄積していった狂気の種。同じように存在の軽い少年を、次々と手にかけ埋めたのも彼だった。赤いダイバーズウオッチが意味するものは?犯人である自分に辿り着けなかったみんなに、罰を与える?『鍵山事件』終結編。

【ミステリーと言う勿れ】の愉しみどころは、謎解きが二重になっているところ。「見える事件」と「隠れてる事件」が真犯人探しの段階で明らかになってくる、そういう二重底の謎解きになっています。今回の連鎖する誘拐事件で語られてこなかった事実が、真犯人の告白によって明るみにされていく…。

漫画を読むお楽しみがなくなっちゃうので、犯人や謎解きは書きません。整くんの名言の数々をご紹介します! 

ミステリと言う勿れ】35話 【いろはかるた】で深読み

エピソードの中のいろはかるたで整くんとの会話を楽しんで!

【ミステリと言う勿れ】34話 Episode14-5はこちら

わたしはやっぱりかるくあつかわれてしまった

「あんたが鍵山事件の犯人なのか」と青砥に聞かれた井口が、語り始めます。警察の聞き込みによってなんども「不審な車や人を見かけなかったか」「小諸を見なかったか」とは聞かれたが、一度も「おまえが犯人か」とは一度も聞かれなかったという井口。

おかしな動きをする小諸のせいで、嘘の証言をした塩川夫妻のせいで、くだらない記事を書いた久我山記者のせいで、そして間抜けな青砥たち警察のせいで、「わたしはやっぱり、軽く扱われてしまった」という井口。やっぱり?軽く?

いえなかったじぶんはえらばれなかったんだとは

本当に井口が少女3人を殺害した「鍵山事件」の犯人ならば、「その前にも殺してるな」と青砥刑事が切り込みます。「そこに気づいたのは、ちょっとやるなと思いましたよ。大事に埋めといたのに見つかってしまって」という井口。そして彼は自分の過去を語り始めます。

目立たない子供だった井口少年の前に現れた男は、彼と一緒に遊んでいたかわいくて頭もよくて運動もできてという、もう一人の少年に赤いダイバーズウォッチ見せ、「君は選ばれた子」だと言いました。そして井口少年のことを、誘拐犯は「その子は選ばれていない」と。連れ去られてった少年の自慢気な顔が忘れられず、井口少年は何も証言しなかったのです。「私は何も言わなかった。言えなかった、自分は選ばれなかったんだとは

そして高2になった時、家族と離れひとりでポツンといた少年に「赤いダイバーズウオッチを見せてあげようか」と声を掛け、気がついたら少年の首を絞めていた、と…。

もっとかくしたいことがあったってことでしょ

かつての自分と同じように存在が軽かった少年たちは「死んだ方が幸せです」だという井口。2年おきくらいに少年を誘拐し殺害、そして埋めていたのに「私は存在が軽いので誰も気づかない」と言う井口は、久我山記者に情報源を明かすように迫ります。応じない久我山に対し「あなたにとって、この子は軽いんですよ」軽いなら可哀そうだから死なせてあげる方が…と言うのでした。

その時、整くんが気づきます。鍵山事件の被害者の少女たちが、小諸の娘・さくらに似ていないことを。そしてその被害者の少女たちの横には、さくらに似た友達が必ず一緒に写っていたのでした。小諸が見ていたのは被害者の友達であり、小諸が関心を抱かなかった少女たちが殺害されていたこと、つまり小諸に選ばれなかった子たち、それは「天秤の軽い方」の子たちだったことに気づいたのです。「久能くんは刑事になったらいいのに」とつぶやく井口。

井口は結婚し子供が出来て、少年殺しは止まっていたのに、小諸が井口の娘の写真を撮ったことが引き金となり、家庭崩壊。井口は小諸をマークし始め、小諸が自分の好みの少女たちの盗撮を繰り返していることを知ります。そして、小諸に選ばれない軽い扱いの子たちを次々と殺害していくことで、小諸を追い詰めていくのですが…。

誰も殺していないはずの小諸は取り調べで「自分の標的は別な子」だとは言わなかった、死刑の可能性もあるのに言わずにいたのは何故か、と青砥が小諸を問い詰めると「もっと隠したいことがあったってことでしょ」と久我山記者の声が…。

小諸が隠したかった事実。それは実の娘・さくらに対する小児性愛、性虐待…。

かるいこはかわいそうだからころしてあげないと

その時、青砥の妻・敦子からメッセージが届いた様子。それを踏まえて?青砥刑事はイルカ先生・蘇我実について、井口に問いただしていきます。井口少年を軽く扱い、彼の友達を選び攫って行った男、それが蘇我だったのです!

偶然に出会った蘇我に気づいた井口は、蘇我に近づき当時のことを話しました。悪びれずに「海外に子供たちを売るバイトをしていた」と言う蘇我…。そんな奴が子供たちの身近にいたことに衝撃を受ける青砥…。井口が次に本当のことを言うように求めたのは、青砥にでした。

「友香ちゃんは実の子じゃない」という事実。否定する青砥に対し、「保身に走ったら、子供の天秤は軽くなるんです。軽い子はかわいそうだから、殺してあげないと」と、淡々という井口。

もうじゅうがわたしをさいなんできました

「8年も経ってから何がしたいのか」という久我山の問いに、「竜樹くんが亡くなったからですね。今回のことはそこから始まったんではないか」と整くんが応じます。

蘇我の過去を知った井口に対し、蘇我は卵アレルギーを持つ竜樹くんに卵入りのお菓子を送り、食べることでアレルギーを直そうと唆したのでした。そして竜樹くんはアレルギーを引き起こし死亡。その時、がけ崩れによって少年たちの遺体が見つかったというニュースが流れ…。

「清算の時が来た」と知った井口は、自分を軽く扱った『鍵山事件』の関係者たちに「何が軽く、何が重いか」を聞いてみたかったと言うのでした。蘇我に近づいたばかりに死ぬ羽目になってしまった息子は「軽い子ではなかったのに」と泣く井口に、「他の子もそうだ」と青砥刑事が言います。

人を殺す自分と、仕事をし家庭を持つ自分、二つの世界を行き来してきたという井口は「どちらが夢だったのか、本当の自分だったのか分からない」と言います。人はみな猛獣使いであり、心の中には猛獣がいる、そしてその「猛獣がわたしを苛んできました。そして、もはや人である部分はなくなりました」と井口は淡々と語ります。

いみがあるかないかをかんがえるのはそれこそいみがない

「山月記ですか」と整くん。『山月記』で虎になった李徴、それをもじっての「支点徴」、もしくは『胡蝶の夢』の蝶をもじってなのか「自分が人なのか、蝶なのか、虎なのか わからなくなったんですか」と言う整くんに「虎になりたかった」と答える井口。軽くなく、ドラマのある人間に、重く下がる天秤になりたかった、と…。

こんな軽い自分にも生きている意味はあるのか、ずっとわからなかった、と語る井口に、整くんが「意味はないです」と一言。それは天から降ってきたような、誰かに設定された意味はない、という事であり「だから、意味があるかないかを考えるのは、それこそ意味がない。意味があると思えばあるし、ないと思えばなくなるだけです」

でも、意味はある、とさらに整くんが続けます。「誰かにとって意味がある」井口に殺された子供たちも、親や親しい人たちにとっては、存在に意味があった、井口と達樹君のように…。

【ミステリと言う勿れ】田中由美

もうひとじゃないんです

突然、井口がコンテナを出ていき、友香と塩川夫妻のコンテナをフォークリフトで池に落としました。続いて小諸のコンテナも…。そこへキャンプ客を装った池本巡査たち面々が現れ、危機一髪!友香を助けようと池に飛び込んだ青砥に「助けました、大丈夫です!」と、潜水服姿の風呂光巡査が叫びます。そして池の中に、蘇我実と思われる男性の遺体が沈められていると報告します。

青砥は整くんが一緒なのを知らなかった井口に対し、少しずつ何を見ているのかを測っていき、大丈夫と思った段階でパン屋さんに池本巡査たちへのメッセージを託していたのでした。全員を道連れに自死しようとしていた井口に対し青砥は、「それが自分への罰か。おまえへの罰はこれからだ」と…。

「どうして亡くなった竜樹くんの側にいてあげなかったのか」と聞く整くんに、「…もう人じゃないんです」と答える井口。

ひとりでてんびんにのってるんだろうよ

青砥刑事と娘・友香がお互いの恐怖を正直に話し抱き合っているところへ、友香の母・赤間敦子がやってきます。彼女は検事でした…。「一般人の学生を巻き込むなんて青砥らしくない」という彼女に、「巻き込まれる危険性を考えて、そばに置いておく方が安全だと、僕を守ってくれたんだと思う」と言う整くん。

【ミステリと言う勿れ】田中由美

「なるほど。らしかった」と赤間検事は納得。そして青砥の携帯とずっとつながっており、整くんの考察は貴重だった、と礼を述べるのでした。

さて、足湯につかりながらライカに事件の話を語る整くん。竜樹君の遺体に触れたショックを、ライカのぽふぽふで慰めてもらってます。そして、井口があんなにも自分のことに執着していながら、自分が殺した子供や遺族のことがすっぽり抜け落ちている、と呟く整くんにライカは「自分だけが重いんだろ。一人で天秤に乗ってるんだろうよ。本人が気づいていないだけだ」とのライカの言葉に、深く思いを寄せる整くんなのでした…。

各エピソードの深読み・ネタバレはこちら

【ミステリと言う勿れ】35話 深読み感想

う~ん、今回魅力的だったのは、青砥刑事と赤間検事、そして娘の友香ちゃんの関係ですかね。妊娠中だった赤間敦子を、子供丸ごと引き受けたのが幼馴染だった青砥。彼は実の子として接してきており、それは妻の敦子も信頼していたし、その信頼があるからこそ、友香ちゃんには小さい頃から事実を知らせていたんでしょうね。

友香ちゃんのお父さんに寄せる尊敬と信頼も、青砥刑事が友香ちゃんを何が何でも助けようとする姿勢も、心配でも青砥を信じ動かなかった敦子も、本当にいい関係で。『鍵山事件』でバッシングされたので、家族の安全のために離婚を決断したという背景があるのなら、これを機にもう一度一緒に歩める関係に戻って欲しいな、と思いますね~。

それにしても、「いろんな筋からあなたの噂を聞いている」と赤間検事に言われた整くん、一体どんな噂なの?!

久我山美知の情報源、これも気になるんですよね。警察、しかも本庁の中の人物…。この後も、何かしら絡んできそうな予感(勝手に)です。

あと、井口の人物像が今一つ実在感が薄い、と言うか。最後の書き込みが足りない、と言うか…。ちょっと不満が残りましたね。蘇我実の扱い方も、井口少年が軽い存在として扱われた、というエピソードのための配置だとしても、今イチ現実感がないと言うか…。猛獣に蝕まれ人の部分をなくした、と言う描き方としては物足りない感じ。

『支点ちょう』の『ちょう』ですが、猛獣に蝕まれ人でなくなっていくという過程からは『山月記』の『李徴』のようでもあるけど、李徴は才があり、おごり高ぶった人間の末路として自意識高い系の男の話。それから行くと井口のコンプレックスから発する自意識とは、系統が違うと思うし。虎にはなれないですよね。

だから整くんも荘子の『胡蝶の夢』ー夢の中の自分が現実か現実の方が夢なのかといった説話ーを、あえて引っ張り出してきて、『徴』か『蝶』と弄ってるんでしょうけど…。でも『胡蝶の夢』は「無為自然」、それは目的意識に縛られない自由な境地のことであり、その境地に達すれば自然と融和して自由な生き方ができるという荘子の「逍遥遊」。これまた井口の心境からは程遠い。

この辺りのツッコミの甘さが、井口と言う人物像を少しぼやけさせている感じがしますね~。

小諸の娘・さくらちゃんの無表情ぶりが気になっていたんですが、父親からの性暴力を受けていたんですね、やはり。しかも小諸本人は愛情だと訴えるところが、本当にウザい!

最後のまとめだけだったけど、久しぶりにライカが出てきました~。彼女の「一人で天秤に乗ってるんだろよ」は、吹き出し外の台詞ですが、あえて取り上げました。一人で乗っても天秤は軽いのか?そんなことも考えさせられる一言だったので。

次の新しいエピソードはライカ?もしくは、ガロ?新章に期待です!

【ミステリと言う勿れ】 山月記を読む

自意識の高い男が社会にうまく融合できず、己の中に巣くった獣に食い荒らされ、次第に虎としての自意識の方が強くなってしまった、李徴と言う男の物語。

自分が虎になったのは自身の臆病な自尊心、尊大な羞恥心、またそれゆえに切磋琢磨をしなかった怠惰のせいであると李徴は慟哭するが、時すでに遅し。

中島敦の代表作。

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