「応天の門」13巻-70話のあらすじ&見どころです。鬼子母神に子宝祈願に来た権少納言の奥方の念珠が、ばらばらに弾けて転がってしまい、もうあきらめろという事なのだろうと、寂しくつぶやく奥方。その様子を見ていた道真は、落ちていた美しい翡翠の数珠をひとつぶ見つけました。「これを使いましょう」とうなずく道真。
長谷雄と「かぐや姫」
権少納言の人柄が良い事を知り、あそこに貰われていけば安泰だ、何とか里親にと思うのですが、その前にあのどうしようもない実の父親に一泡吹かせてやりたい長谷雄たち。あれやこれやのいやがらせに、男はとうとうノイローゼになって寝込んでしまいました。

さて次は、どうやって赤子と奥方を結びつけるか。道真は昭姫に手助けを頼みました。昭姫から子宝の水の噂話を聞いた奥方が竹藪の道へ通りかかると、不思議な光がキラキラと漏れでているのに気付き、奥方は光を探して歩きだします。
大きな赤子の鳴き声がして、奥方が慌てて駆け寄ると、その赤子の手には先日失くした数珠のひとつぶが握られていたのでした。
「応天の門」70話のみどころ

あぁ、今回は権謀術数の世界から離れて、ほのぼのした終わり方で良かったわ~

実はかぐや姫の「竹取物語」を書いたのが長谷雄だという説があるんだよね。
今回はそこから構想を得たのかな?

しかし、あれこれよく思い付くわよね、道真も!

私も手伝いましたよ! あのやな奴の背中に、赤子の手形スタンプ、
押しまくってやりました、いい気味!

あれ、まじ怖い! 道真だって屋敷の壁に手形付けたり、
ちまちま嫌がらせやってたね!

昭姫さんだって参加して、夜泣き徘徊させてたじゃないですか(笑)
ほんと知恵が回るし、みんなが楽しんでる感じで、笑えた~

いい気味だ、これで少しは母親も浮かばれるって、はせくんが言った時、
「仇討ちなんて生きてるものの勝手なけじめだ」って道真が言ってたけど…

でも私も気が晴れたって、菅三殿も嬉しそうでしたよ~

そうそう! 道真が正直になれる相手って少ないから、
はせくんはやっぱり大事な友達なのよね

え~、そう思います? ほんとに?

はせくんのへこたれないところが、救いになってると思うよ




良かったら「竹取物語」も読み返してみよう!
一説では作者は長谷雄とも、道真とも言われてるんだよね~
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