「応天の門」で道真に使える女官が白梅です。なかなかの愛されキャラですが、何歳なのか不明?「玉虫姫」の文の返書や、漢書の知識を担当していた玉虫姫の分身のひとり。怖がりのくせに好奇心旺盛で、色んなことに首を突っ込み、道真を引っ掻き回す役どころ。
「見目ではなく腕を買われて」森本の翁に仕えていた5人官女のひとりですが、一番年が若いとされているし、一体何歳くらいの想定? 21歳の高子姫からすれば年下扱いされているし、しかし道真や長谷雄よりは年上? 今回、彼女の年齢が分かりました!

玉虫姫の役回り
14歳にして文才に優れ、たぐいまれなる美しい姫という触れ込みの「玉虫姫」付き女官でしたが、実は5人の女官たちがそれぞれ役割分担をして、ひとりの姫の存在を作り上げていたわけですね。白梅は漢文の素養があり、目の不自由な森本の翁の代わりに関書を詠んだり、玉虫姫として文のやり取りをしたりしていました。
見目でなく腕を買ってくれた翁の恩に報いんとがんばっていた白梅は、その漢語の知識を買われて道真の屋敷で女官として勤めることになります。長谷雄とも仲良し。似てますよね、この二人。「応天の門」の弥二さん喜多さん? 男女の区別なく美しい方に弱いし。

業平に一目ぼれ?
「玉虫姫」の事件で出会った業平に一目ぼれし、乙女心をときめかせています。人たらしの業平に「私にとっての玉虫姫は、そなた」なんて言われて、もう! 当時は文のやり取りで恋のステップを踏んでいった訳ですから、まぁ、そうなんでしょうが。でも業平が貰った返事は「馬嵬」の二文字だけ。しかも意味が解らず、業平は道真に意味を聞きに行く始末。つまり業平よりも、この返事を書いた白梅の方が漢文の素養は優れていた、という事ですね。
ちなみに「馬嵬(ばかい)」とは、756年に唐の馬嵬駅で、安史の乱により蜀に逃げ延びる途中の玄宗皇帝に対して、兵たちが楊貴妃を殺害するように迫り、楊貴妃が悲劇の死を遂げた事件から引いています。道真は「控えめに言っても『死んだ方がまし』」と業平に訳してあげてます(笑)。
「業平さまは本当に素敵な方」なんてつい口にしてしまい、道真に「今後あの男と口をきいてはいけません」なんて心配されてしまいます。その後も何かとちょっかいを出す業平に、白梅はぼぉっとしっぱなしです。
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高子姫に一目ぼれ?
道真の屋敷で雇われるようになってから、道真の書庫の片づけを任せられたㇼと、なかなかの働きぶり。しかし根が好奇心旺盛なのか、野次馬根性の持ち主なのか、何かと騒動に首を突っ込みがち。高子姫の屋敷の物の怪騒動では、道真の代わりに業平に引っ張り出され、高子姫に漢書を届ける役を頼まれます。
11歳にして業平と駆け落ちしたという噂の高子姫の美しさに、一目ぼれ?! 幽閉された境遇の高子姫のため、何とか力になりたくて道真の助けを乞うあたり、健気ですよね。大胆不敵な高子姫に振り回されつつ、その後も高子姫に困ったことがあると連絡として働いています。
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ご主人命
最初に仕えた「玉虫姫」は幼くして事故で亡くなり、「森本の翁」も亡くなってしまい、その漢書の知識を買われて「道真」に仕えるようになります。その健気な働きぶりは道真も認めるところ。何より白梅は道真が心配なのですね。
兄・吉祥丸の死の真相を知った道真が出奔してしまうと、とにかく心配で業平のところまで泣きながら相談に行ったり、道真の許婚の宣来子や長谷雄のところにも行ったり。道真も「白梅には悪いことをした」なんて素直な言葉を吐露してますし、物語中で白梅は大事なキャラになっています。
かつての朋輩・皐月が物の怪相談に来た時も、「皐月殿が三人目のご主人まで失うなんて嫌です、お助けしたい!」と、涙ながらに必死に助力を乞うわれて、道真を事件解明に引っ張り出したり、物語の進行役でもありますね。
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宣来子も味方
何しろ偏屈で人付き合いの悪い道真、許婚の宣来子は道真の様子が分からず心配ばかり。そこへ白梅が来てくれ、何かとお使いで行き来をするようになり、道真の行動が分かるようになったので宣来子は大助かりです。
双六や偏つぎの相手、おまけに宣来子の苦手な漢書を読んであげたり、すっかり信頼を得ています。年下の宣来子にさえ「色好みの業平殿に騙されるんではありませんよ」なんて心配されるのも、ほのぼの笑えますね。しかも「浮気をしたらすぐに知らせるように」なんて、道真のお目付け役まで任されてます。
その後も宣来子の道真への可愛い嫉妬に振り回され、白梅はへとへと気味(笑)。そして恋文の代筆でぽぉっとしちゃう、恋に恋する乙女なのでした。
白梅は何歳?
さて、物語も段々と進んでいくと、細かい部分も分かってきました。11巻60話に白梅が髪切り鬼ではないかと疑われるというエピソードが出てきます。恋文の代筆をしているうちに「恋に恋する」幸せな白梅のお話(相変わらず業平さまが憧れの君、眼福だそう)ですが、そこに桂木殿が「24ですが、遅すぎるということはありません」と、良い縁談を探してはどうかと心配しているシーンがあります。
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