【応天の門】昭姫は頼もしい姐御

主な登場人物

【応天の門】で道真&業平バディを何かと助ける姐御、昭姫は唐の後宮の元女官。日本へ渡航し、京の都で都の遊技場を束ねる女主人。唐物や雑貨を扱う商売をしているのですが、道真と業平から何かと頼りにされています。道真の様々な仕掛けに必要なものも、手早く調達してくれる頼もしい姐御。

少女時代の名は 昭(しょう)

引用【応天の門】灰原薬

6巻の27話で、昭姫の出自が明らかになります。先帝の代の唐の後宮にて、第三夫人に仕えていた下女。先帝が崩御の後、権力争いに巻き込まれるのを恐れた夫人が、下女たちに暇を出し、昭は日本に渡来。

後宮に仕え始めた少女の頃の憧れだった宦官・寧に再び出会え、都からの脱出を手助けする。「今生ではもう会えぬと思っていた方に会えただけで十分」と言っている。

遊技場の女主人 昭姫(しょうき)

昭姫の名は才女として知られる三国時代の詩人から来ている。初登場の名乗りの際、道真が「ずいぶん俗な昭姫がいたものだ」と揶揄している。1巻2話

引用【応天の門】灰原薬

双六などで遊ぶ遊技場を経営しており、いいカモになった長谷雄はお得意様と呼ばれているが、それ以外にも唐物を扱う商売など、結構手広くやっている。高瀬川からの船荷も扱い、その船で寧を送り出した。

唐物に詳しいということで、その知識を求めて道真がしばしば相談に訪れるようになり、交流を深めている。道真の『理にかなわぬことが嫌い』『貴族が嫌い』という言葉に、共感を覚え面倒ごとは嫌いと言いながら、何かと手助けする役回り。

道真や長谷雄も「香」や「硯」「鏡」など、様々なものを購っている。また道真の仕掛けのために、様々なものを調達している。

姐御肌

気風がよくて姐御肌。金勘定はしっかりしているが、情が厚いので、店で働く者たち皆に慕われている。熟女感あり。

10巻では、罰として店の帳簿付けをやらされた道真が「帳簿が合わない」ことを発見し、ひと騒動おきるが「帳尻合わせるっていうのは数字のことだけじゃないんですよ。誰かが辛い思いをしたり、損が出ないように、うまいことやるって意味です」と、庶民派の代表。

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